ミト|本戦審査員

審査員インタビュー
音楽表現力を評価する! /
音楽表現賞 選定審査員

3人組バンド「クラムボン」のバンドマスターとして作詞作曲をはじめ、音楽アーティストへの楽曲提供、また「〈物語〉シリーズ」をはじめ数多くのアニメテーマ曲、サウンドトラックなどを手掛けてきたアニソン・シーン屈指の音楽プロデューサーにインタビュー!

プロフェッショナルが語る〝原作の魅力を広げるための創作〟とは!?

数々のアニメ音楽を手掛けるアニソン界屈指の作曲家!

数々のアニメ音楽を手掛ける
アニソン界屈指の作曲家!

クラムボン
作詞家 / 作曲家
音楽プロデューサー
ミト

PROFILE

3人組バンドグループ「クラムボン」のバンドマスターとして活動。音楽プロデューサー・作曲家としても活動し、Every Little Thing、木村カエラなど数多くのアーティストに楽曲を提供。また「〈物語〉シリーズ」、「心が叫びたがってるんだ。」「しろくまカフェ」をはじめ、名だたるTVアニメや映画の楽曲制作を行なうなど幅広い分野で作曲に関わる活躍を展開している!

オマージュ原作の世界観に〝ダイブ〟して創りだす
〝解釈の一致〟が反響を呼び起こす!

原作へのリスペクトをどう表現し、ファンと同化していくか?

──ミトさんは、クラムボンの楽曲をはじめ、実に多くのアーティストやアニメへの楽曲提供を手掛けてられていますよね!?

実はクラムボンと、他への楽曲提供はまったく別のベクトルの活動でして、まずバンドは今僕らがやりたいものをやっている。

同じ曲でも時代によってどんどんアレンジを変えていますし、その場のノリを大切にしています。ですのでフェスに出演すると観客の期待を予測して即興で演奏を変えることも多々あります。

楽曲制作面では、雑に言うとエンタメ志向が強いですね。

バンド活動はシーンに影響を与えることが前提だと思っているので、オリジナリティを誰かに伝播すること、つまり人に影響を与えられることを意識してつくっています。

──それでは、音楽プロデューサーとして楽曲提供されている時はいかがですか? 

今度は逆に僕のカラーを出さず、ひたすらニーズに寄りかかりますね。

アーティストの個性を引き出し、そこに感化されながら制作しています。

だから読解する期間が必要で、表現の着地点を読み解くのにめちゃくちゃ時間がかかるんですよ。

イメージとしてはそのアーティストの世界観に〝ダイブする〟感じですね!

──なるほど! では、その〝ダイブする〟ために具体的にどんなことをされてますか?

例えばVTuberの方に楽曲提供する場合は、投稿されている動画を数限りなく視聴して、 彼らのことを知ることから始まります。

今に至る経緯までをファンの皆さんと解釈の一致をしていく。それがとても重要になってくるんです。

つまり僕がタレントさん側に演出を強要してしまうと、そのファンの皆さんから共感を得られなくなってしまう。

例えば個性的に歌うキャラクターが、さも流暢に歌ってしまうとファンからみると違和感になってしまうんですよ。

だから僕がアニメ楽曲を制作する時は、その作品の内容と背景を前提に「原作に対するリスペクトをどうやって表現し、ファンと共有していくか?」が前提。

現代は特に共感性の優先順位が高くなってきていると思いますし、その方がやっぱりファンにも反響がありますからね!

迷走するくらいが面白い。精密に考え抜いた作品を!

──ミトさんは、クリエイティブにダンスを起用することもあるのでしょうか?

まさにコロナ禍がその転換期でした。

あの時代、観客は声を出せず、激しい動きが出来なかったので、どうしたらお互いの反応を図るか悩んでいたんですね。

そんな時、たまたまダンサーのyurinasiaさんが僕らの曲を使用して踊っている動画を観て、これは音楽とお客さんのコミュニケーションの中核になるんじゃないかと思ったんです。

実際に彼女には、昨年のライブに出演していただきましたが非常に感銘を受けましたね!

やはりダンスは他のコンテンツと掛け合わせられる可能性が深いので、今回の〝アニコレ〟のように、いろんなジャンルのエンタメに積極的にコラボレーションして入りこんでいけたら面白いのではないでしょうか!?

──では、〝アニコレ〟の大会では、どんな点を重視して審査されますか?

音楽的な視点としてはシンクロ率ですね。

例えばクラッシュシンバルを叩いた時の音をどれだけ身体で表現できるのか? サビが始まる前への盛りあがりをどのように解釈して群舞で表現するのか? そういった音に対する群舞や身体とのシンクロ率を重視します。

それからメリハリ。オマージュする原作の曲をどのタイミングで、どの瞬間に使い、どれだけ空気を変えられるのか? もしくは連鎖できるのか? 音楽にはいろいろな側面があって、盛りあがるかと思いきやズドンと落とすことによってカタルシスを感じさせる表現もでできる。

そういった技巧も着目したいと思っています。

──最後に参戦される振付師、ダンサーに対するメッセージをお聞かせください。

今回、慣れないことをメンバー皆さんと思考し続けることは非常に刺激的かつ大変な日々かと思います。

でもせっかくなので今回は迷走するくらい、頭の中で大きな自分だけの地図を描くような気持ちで頑張って欲しいです。

どれほどの完成度を誇る作品になるのか非常に楽しみです。皆さんの舞台をこころより楽しみにしております!

このポイントを重視して審査!

音に対する表現のシンクロ率、そして原作と楽曲の整合性!

JOB FILE

「TOKYO2020 パラリンピック」開会式の楽曲提供

『TOKYO2020 パラリンピック』において、開会式に行われた聖火点灯式にクラムボンの楽曲「KANDE Dance」が抜擢された!

「クラムボン」として数々のフェスやライブに出演!

1999年のメジャーデビューより20年以上にわたって活躍。2023年2月には東京ガーデンシターで開催した単独ライブが大盛況に!

「〈物語〉シリーズ」オープニングテーマ作曲・編曲

ライトノベルの代表格とも言える「〈物語〉シリーズ」では、「憑物語」や「終物語」など数々のアニメテーマの作詞・作曲を担当!

「アイカツ!」をはじめ多くのアニメ・サウンドトラックを作曲

『アイカツ!』や『心が叫びたがってるんだ。』をはじめ数多くのアニメ・サウンドトラックや劇中歌の作曲を手掛け続けている!

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