鈴木基之| 本戦審査員

審査員インタビュー
テーマ表現力を評価する!/
テーマ表現賞 選定審査員

大手芸能プロダクション「ホリプロ」において長年、新人発掘と育成を手がけ、近年では数多くの海外大型ミュージカルの日本公演を実現させてきた鈴木基之氏。

名だたる才能や著名作を見出してきた発掘の達人が語る日本のエンタメの展望とは!?

海外ミュージカルの翻訳上演・才能発掘を手がけてきた重鎮!

海外ミュージカルの翻訳上演・才能発掘を手がけてきた重鎮!

株式会社ホリプロ・グループ・ホールディングス 取締役
鈴木 基之

PROFILE

ホリプロ入社後、宣伝部を経てタレントのマネジメント、新人発掘と育成を手がける。ホリプロスカウトキャラバンにおいては運営から審査員長を務めるほか、作品の主演募集など様々なオーディションを展開。2019年に代表取締役専務就任を経て、現在はグループホールディングの取締役としてグループ各社をとりまとめている。

今こそが世界に進出するチャンス。
日本ならではの表現が壁を越える!

──改めて前大会を振り返っていかがですか?

文化芸術に新しい息吹が生まれていると感じました。

日本がパンデミックを経験したのは1918年のスペイン風邪以来、

100年ぶりのことでしたから前回の作品には「生きるとは何か?死ぬとは何か?」という問いかけが込められていたように思います。

そうした中で生と死を改めて、あるいは初めて自分事として考えられたのがこのパンデミックであり、そこから生まれる生命そのものの表現を感じられたのが前大会でした。


──では、コロナ禍を経て、文化芸術を取り巻く環境にはどんな変化があったとお考えですか? 

大きく変わったのは動画配信を通じて世界に発信できるようになったことです。

YouTubeやNetflixなどのプラットホームが普及し、これまで見られなかったアジア作品が世界中で吹き替えではなくそのまま視聴されるようになりました。


韓国の「イカゲーム」や日本の「SHOGUN将軍」が世界で評価されたのもその一例です。

また先日も韓国のミュージカルがトニー賞を受賞し、韓国はパンデミックの時期に言葉や人種の壁を越えて文化芸術を世界に広げました。

今こそ日本のコンテンツも世界に進出する時期だと考えています!


──では今大会の審査に対して、特に注目しているポイントはいかがですか?

やはり世界に通用する主張があるかどうかを意識したいです。

テクニックだけでなく、世界の人が見ても「何を伝えたいのか?」が解る作品を期待しています。

特に日本の文化芸術は海外が日本の魅力を再発見したことでその良さに気づかされる海外が日本の魅力を再発見したことでその良さに気づかされることが多い。

「SHOGUN将軍」でも世界が驚嘆したのはサムライとかでなく、実は〝茶道〟のシーンなんですね。

そんな日本人として当然となっていた、でも世界的には驚嘆される日本らしさの表現に期待したいですね。


英国の演劇界のことわざに「他人の靴を履きなさい」という言葉があります。

演技をすることは自分の靴を脱いで他人の靴を履いてみることだと言われています。

他者の立場に立ってその人の考えや感情を想像してみるということです。

もちろん私自身も自分の目線だけでなく、それぞれの振付師の目線になって、その作品に込められたテーマを理解するつもりで審査に臨みます!

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ホリプロスタースタジオ

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