審査員インタビュー
振付技術力を評価する!/
コレオグラフ賞 選定審査員
日本のダンスエンタメ界に〝振付作品におけるストーリー表現〟を切り拓いた『Legend Tokyo』2代目レジェンドの梅棒。
その主宰であり、数々のビックプロジェクトの振付・演出を手がけてきた伊藤今人が考える、振付家に必要とされる力とは!?
〝物語る〟振付作品を切り拓いた業界屈指のエンターテイナー!
〝物語る〟振付作品を切り拓いた業界屈指のエンターテイナー!
振付家 / 演出家
Legend Tokyo Chapter.2 レジェンド
梅棒 主宰
伊藤 今人

ダンスエンターテインメント集団「梅棒」の代表であり、同団体すべての公演の作・総合演出をつとめる。振付家として数々のアーティストライブやミュージカルを手がける一方、俳優・MCとしても数々の舞台で活躍。また、演出家としても近年では大阪・関西万博のオープニングプログラムを手がけるなど多岐にわたり活躍している。
印象に残る画の崩し方ができるか?
そこに発揮される才能に注目したい!
──近年では大阪・関西万博でもお仕事を手がけられたとお聞きしましたが、大規模な現場で振付師にはどんな能力が求められますか?
さまざまな関係者の要望を正確に理解し、それらのオーダーをクリアしながら自身のクリエイティビティを発揮することですね。
特に万博のようなイベントでは、実に多様な要素を反映させる必要があり、それらを作品としての見栄えも含めていかにバランスよく仕上げるかが重要です。
また、「こういう振付でいこうと思います」としっかりと予定を示し、段階を追って明示していく必要があるので、社会人的なプレゼン・コミュニケーション能力も大事ですね。
──なるほど、確かにそれは社会人としてのビジネススキルですね。
ダンスに詳しくない関係者の方々にも理解できる言葉で説明し、本番の舞台を想像してもらわなければなりません。
そうやって事前に説明し、納得してもらった構成が、本番に近い時期になって、大きな変更を求められることもあります。
そこで瞬時にどこをどう変えるべきか、そしていつまでに仕上げるべきか、修正作業の優先順位を判断して迅速に対応する能力も重要です。
──今回、久しぶりの『LegendTokyo』本戦審査員としてはどこを重視しますか?
人の動かし方、フォーメーションの変化とバリエーションの多さに注目したいです。
歴代レジェンドの中でも自分の強みは、画創りと作品のメッセージやストーリーテリングを見やすくする、ための人の整理の仕方にあると思っています。
大人数で広い画角を均等に使う作品が多い中でいかに印象に残る絵の崩し方ができるか?そこに個性が発揮されているかに注目したいですね!
──では、どのような作品に出会いたいですか?
時代を変えるような新しい発想の作品に出会いたいです。
歴代レジェンドのakaneさんの作品はまさに時代が変わったと感じました。
ダンスのムーブメントは短ければ3年、長くても6~7年周期で変化すると言われますが、あの時以降、大きな革命は起きていないように感じています。
今のダンスシーンの潮目を変えるような、「こんな発想があったんだ!」と思わせる作品が出てきてくれることを期待しています!
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